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これからは電子書籍アプリ毎に新人枠を設け新人発表の場を広くしていく必要があるのでは?


つい先日ITメデイアの記事で徹底討論 竹熊健太郎x赤松健の対談記事があったが、それを読んでいて出版業界の未来はとてもじゃないが明るいものではないということが、業界の一般的な認識ということはよくわかった。
このあたりのことはまわりから見ている素人にもそう映っているくらいなのだから、出版業界の人たちは余計にそう感じているだろう。

だがしかしこのままでいい訳では決してないはず。今見える出版業界の未来が暗いものでも、新しい方法論を試して業界を盛り上げていかなければいけない。

現状問題になっていることは山積みだろうけど、一つ急務で出来ることがあると思う。
それは現在販売されている多くの電子書籍アプリ(マンガでも小説でも他の出版物でも)日本の出版社が出しているアプリや作家主導のアプリなどいくつもあるが、そのアプリ毎に新人、中堅どころの新作を一緒にアプリに掲載していく手法をとってみるのはどうか?

ある一定の売り上げの見込める出版社のアプリや作家のアプリなどに新人枠を設けて発表の場としていくのである。

これを義務化までは言わないが、これから電子書籍を作るにあたっての通例としていく働きかけをしていくのはどうだろうか.

いややっぱり義務化は必要かな?

電子書籍の問題点として、実際に出版されている書籍と比べて偶発性による新たな書籍発見が非常に乏しいのがあげられる。
筆者はマンガが好きなのでマンガを例に例えると、週刊マンガでも月刊マンガでもいいのだが今は売れている作家が屋台骨となって週刊マンガを支えている。
それに寄りかかるような存在で新人の才能の発掘としての場を提供するという循環が出来ている。

比べて電子書籍では実験的に出版社が電子書籍版の週刊誌に類するものを作っている。
でも電子書籍はそれだけではない。
というよりかほとんどは単行本単体での販売がほとんどなのだ。
これは良い悪いというより、単行本単位でアプリを作るというのが電子書籍で出版するのが妥協点を見いだしやすかったのだろう。
それによって電子書籍アプリのトップチャートには有名な人たちのアイコンで埋め尽くされる結果となった。
単行本ビジネスは今名前が売れている人にとっては好都合だったが、新人にとっては非常に冷えた場と化してしまっているようだ。
筆者もそうだが、まったく新人の単行本に¥350とか払って読む気にはなれないのである。

これは出版社側の思惑はなんにせよ、非常によくない状態だ。
だがこれが今の電子書籍の現状。

だからである。この現状が続けば出版業界は尻つぼみになっていくのが目に見えているのだ。
電子書籍がアプリ化され出版社から出るものもあれば、作家主導型の電子書籍も増えてきた。作家主導の電子書籍など今までに無かった新しい流れだ。

これはある程度名前が売れている作家でないと上手くいかないだろうが、この先出版社のしがらみから外れて電子書籍を出していく流れは加速してゆくだろう。

出版社に属する編集者やマネジメントをする役割の人たちは今後少なくなっていくだろうとも思う。

この先何が起こるかまだ未知数ではあるが、そういったことは容易に想像できる。

その時に今まで週刊マンガの屋台骨だったマンガ家が独立して、電子書籍アプリをリリースなんてことが劇的に増えたとき週刊マンガは生き残っていけるのか?
これはもう確定要素だと思うのだが、ほとんどの週刊誌は生き残れず廃刊になるのではないだろうか。これは出版社からみたら想像以上に暗い未来だ。だがこれからは絶対にそうなると確信に満ちた悪い想像が筆者には出来る。

このことを踏まえて考えると週刊マンガが廃刊されていくと新人発表の場が非常に少なくなる。というかほぼ無いに等しくなるのではないかな。
これは出版業界にとって非常に由々しき問題だと思う。

新たな才能を発掘する場がなくなれば、業界全体が萎んでいくのは間違いない。
今まで新たな才能を見つけ出す役割だったものがごっそり抜け落ちる。

だからだ。

電子書籍を出していく上でアプリ毎に新人枠を常に用意し、新たな才能発掘の場として機能するように今すぐに仕組みを作る必要があるのではないだろうか。

名前が売れてる作家やマンガ家からしたらなぜそんなことをする必要がある?
手間も掛かれば、費用もかかる。それどころか自分の作った電子書籍アプリの作風を壊す行為になってしまうのでないかとか。

もしそうだとしても新人発掘の場を誰かが背負わなければいけないのだ。

これを背負うなら1人ではダメだ、10人でもダメだ。いや、もうこれは出版に携わる人々全てが背負わなければならないではないだろうか。

もし今出版されている各アプリに全く同じような形で、自分の作品以外に新人の作品発表が出来たのならば、電子書籍での新たな才能との出会いが少しが改善策されるのではないかな。

こんなことがiPhoneアプリやiPadアプリで新しい流れとして確立したらどんなに素晴らしいことなんだろう。
これから先の電子書籍業界の動きを楽しみに出来るようにして欲しい。このままでは電子書籍業界の未来が暗すぎるよ。もっと明るい電子書籍を築いていって欲しい。

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